「ジャストアイデアは、ジャストデザインではない」深澤直人 AXIS2004年10月号より
アイデアを出すだけなら、ある意味、誰にでもできます。なのに、アイデアのあるデザイナーが有能と誤解している人が多い。アイデアは、言葉にすることができるもの。「こんなものをつくりたい」「こうすれば良いね」って、ジャストアイデアなら誰にでも言えるでしょう。言葉はすべてフラットだから。それよりもどう言葉を拾い上げたかのほうが重要なのです。 何より、言葉をビジュアルにして具体的にまとめ上げることは、デザイナーにしかできません。つまり、エクスキューション、「完成させる」「達成させる」力こそ、デザインの力なのです。 ポンとアイデアを出してしまえば、あとはデザインができ上がると思いがちだけど、それはまるで「出しっぱなし」状態。しかも相手を驚かせることが良いデザインと誤解する向きもある。だからわきまえていないものが氾濫してしまう。アイデアの隅々にまで血の通った、完結したものができるかどうか。生活のなかでそれがどう生きるかを考えながら、検証し、落とし込んでいく。この、落としどころにピタっとはめ込んでいく作業が、実は容易ではないのです。
去年参加させたもらった深澤直人さんのワークショップでレクチャーしていただいたこととほぼ同じ内容でした。3ページほどのテキストなんだけど、非常に濃い内容。濃いというか深いというか、わかりやすいテキストで核心をついてます。
実際のところ、アイデアを出すというのもすごく難易度の高いことであって、意外性のある発想ができる人ってすごい。「それが最終的にカタチになるまで責任持った考察を持続できる人なのかどうか」が分かれ道なんだろうな。自分用の法度としてメモ。
関連リンク:
「アイデアってそんなに大事なことなのか」 ASYL design
「アイデアってそんなに大事なことなのか」 nisshi.yugop
あぁ〜、分かれ道かぁ…。
考えてしまふ…。
ずっと前からちょこちょこ訪れさせてもらいました。
デザインを学ぶ学生です。
ちょうど同じ記事を読みました。
とても読んでいて、しかめっつらになりました。ほんとに自分の痛いところを突いているような気がして…。
アジールデザインの記事も、とても参考になりました。
いつも楽しみにblog読ませていただいています。
これからも記事、楽しみにしています。
勝手にすみません。お気にさわるような書き込みでしたら削除してください。
>#304くん
9月のカレンダーつくってるとき「I_LOVE_NYTシャツは9/11がいいじゃないかな。」なんて陳腐な考えをおこさないキミたちが好き。
http://www.the-baus.com/archives/2004/09/designexpressfu.html
>sakoさん
コメントありがとうございます。まとまりのない内容なのに、たびたび読んでいただいて恐縮です。また遠慮なくコメントつけてくださいね。
>誰?
クライアントワークになって更に代理店が入ったりすると、くだらないアイデアにずっと付き合うはめになったりするんだよね。ぼくは極力遠慮しないで自分の考えを伝えるようにしています。「あー、なんで僕がここまでせなあかんのやろ?」とあきらめたところで、ボロボロとクオリティが落ちて、結果、人に見せたくない仕事になっちゃうし。そういう意味でデザイナーもプレゼンテーション能力については絶対鍛えていった方がいいです。