母「手芸でサッカーボールをつくりたいんやけど」
私「うん」
母「サッカーボールは、どんな模様か知ってるか」
私「ちょっと待ってね」
Google画像検索の検索結果を見せる。
母「ほー、難しい模様やの〜」
私「難しいの〜」
母「これを見ただけでは作れんわ」
私「型紙を探してあげようか」
母「あるの?」
私「ちょっと待ってね」
Google検索で見つけて、印刷。(5分)
母「へ?こんなに早く作ったの?」
私「いや、僕がつくった訳でなくて」
母「へ?」
私「インターネットで見つけたの」
母「ほ〜ぅ、インターネット…」
私「世界の誰かがね、『こんなの作ってみたから、これをプリントアウトして、遊んでね』と提供してくれてるの。タダで。」
母「ほぉ〜ぅ、いい人がいるんやの」
私「インターネットの中に型紙があるので、24時間、世界の誰でも、これをもらうことができるんやよ」
母「ほぉ〜〜〜ぅ」
私「インターネットがなかったら、図書館にでも行かないと調べられないだろうね」
母「大学に入れてやって数学の勉強してたんやで、あんたに聞くわ」
私「うん、まぁ、それでもいいんだけどね…。」
私「でも、僕は、今の仕事が好きなの。『誰かの役にたつ情報をインターネットの中に公開したい』という方がたくさんいて、そのお手伝いをするのが、私の仕事。」
私「『サッカーボールの型紙が欲しい』という人は、そんなにたくさんいないと思うけど、今のお母さんのように、世界のどこかに、欲しいと思う人が、ぽつぽつっといるの。」
母「そ〜やの」
私「その人に、ちゃんと情報が届くよう工夫してあげるのが、私の仕事。」
私「誰かの役に立つっていいでしょ。だから今の仕事が好きなの。」
母「ほぉ〜ぅ、がんばってください」
私「はい」

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